〜繁忙期を終えて〜
宅配(運送業)にとって一年のなかでもっとも忙しいのが12月です。
お正月やクリスマスがあり、企業もそれに合わせて、今年最後のセールを行います。
当然、運送業界は荷物が増え、会社にとっても、個人にとっても稼ぎ時なわけです。
しかし、誰でも稼げるわけではありません。
忙しいということは、それだけ時間に追われますし、業界が盛り上がればトラブルもふえます。
精神的にも肉体的にも負担は増えてきます。
そこで!
繁忙期をいかに乗り切るか、ミスやトラブルを最小限に抑えるかを、私なりに書いてみます!
1、いつもより少し、神経質に仕事をする。
ミスやトラブルになると時間がとられますし、ただでさえ長時間労働なのに余計疲れてしまいます。
宅配BOXの暗証番号を間違えて通知してしまったり、電話での再配達依頼を忘れてしまったり……。
普段はしないようなミスをしがちですが、〝急がば回れ〝
一つずつ確実に業務を行ったほうが、最終的に早いです。
配達スピードをあげようとして、車のスピードを上げたり、交通違反をしてまで配達する方がいますが、まったくのナンセンスです。必ず代償が返ってきますし、正直そこまでのリスク(お金や命)をとってまでやる仕事では無いです。
運送業界に長くいる方ほど、忙しい時何を最優先にするのかを、身に沁みてわかっています。周りのベテランの方の意見も参考にしてみて下さい。
2、いつもより時間に余裕を持たせる。
〝そんなの当たり前だ、それができたら苦労しない〝
と思うかもしれないので、具体的に書いていきます。
大手宅配だと、3便(朝、昼、夜)が基本だと思います。(事業所によって異なる所もあります。)
なるべく朝の方が配達完了率は高い傾向にあるので、なるべく朝の持ち出しを多くした方がいいのですが、トラブルが起きた時、配達ペースが乱れ、荷物が全然減らない、運転が荒くなる……。
宅配において、荷台の荷物がなかなか減らないのは精神的に凄く焦りますし、作業効率も悪くなります。
なので、〝朝便をわけてみる〝
例えば、普段は朝便100個積んでいくなら、
50.50、
午前指定.指定無し、
大きい荷物.小さい荷物
出勤は少し早くなってしまうかもしれませんが、間に少し余裕ができますし、荷物の減りが目に見えてわかるので、精神的にも楽だと思います。
繁忙期は事業所に届く荷物も遅れがちです。ダラダラ荷物を待つより、ある程度見切りをつけて配達はじめましょう!
3、置き配、宅配BOXは要注意!
繁忙期に多いのが、
〝荷物が届いていない、受けってない〝
日本の大手宅配業者も、少しずつ置き配OKになってきたし、宅配BOXも増えて来たように思いますが、しかしそこで起きる問題が、
〝受け取った荷物を覚えていない〝
のです。
置き配ですと盗難や誤配、宅配BOXですと部屋番号違いなどありますが、私の体験談ですと、家族が受け取っていたのに、頼んだ本人が知らない。といった例が2回ほどありました。
もちろん、何百個も配達している荷物の状況を全て覚えるのは不可能ですが、
〝この人の荷物毎日あるな〝
〝複数個口の荷物多いな〝
などは少し注意が必要です。
・まとめ
配達の荷物件数が増えると、当たり前ですがトラブルになる確率もふえます。
宅配業務は1分でも時間が惜しい仕事なので、余計な時間はかけてられません。
やはり、トラブルを少なくするには、丁寧な仕事と接客を心がけるのが1番だとおもいます。
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